勾留準抗告が認められました。

弁護士中林です。久々の投稿ですが、本日国選弁護人を担当する案件で、被疑者の勾留決定に対する準抗告が認められ、被疑者が釈放されることとなりました。
今回の準抗告は弁護士会の全件異議申立運動に促される形で申立てました。
近年認容される例が増えていたのですが、自分の案件で認容されてみると非常に驚きました。

登録したばかりのころ、5月のGWに何ら捜査が進まないのに勾留が継続されることに強い不合理を感じ、決定に対する準抗告、延長に対する準抗告、取消請求と立て続けに申し立てても、のれんに腕押し、非常に残念でした。その案件が不起訴となっただけに、漫然と勾留が続けられることにさらに不合理を感じました。
人質司法に対する批判の高まりが実務を動かしたことを実感しました。

勾留が解かれるポイントは身元引受人たる人物(家族、仕事関係者など)と速やかに連絡をとり、身元引受状況を整えることです。
しかし、勾留と同時に携帯電話が押収され、肝心の被疑者との接見により家族等の電話番号を聞き出せることは、意外にもまれなことです。担当刑事に連絡し、アドレス帳から意中の連絡先を検索してもらえるか、非常にやきもきします。
やっとのことで聞き出した連絡先の人物から「関わらないで」と言われることもあります。

被疑者本人の日ごろの行いが鍵と言うと身も蓋もないかもしれませんが、逮捕されたときに外部と連絡を取れるかどうかが鍵という情報はもっと広まっても良いかもしれません。
弁護士としても、初動で機敏に動き、身元引受状況を整える意識がより求められることと思います。

コラムブログ スタッフが更新中!